子供を保育園に預けて働きたい…けれど認可保育園は待機児童が多くとても入れそうにない…そんな方におすすめしたいのが「企業主導型保育園」です。今回は、1歳から子供を企業主導型保育園に預けてパートで働いた筆者の体験をもとに、企業主導型保育園の特徴や園を選ぶ際のポイントについてご紹介したいと思います。
目次
パートで働きたい!そんな時…
娘が1歳半になり働きたい気持ちが芽生え始めたころ、住んでいるマンションの一階に何やら子供向けのカラフルな壁の内装工事が始まりました。一体どんなテナントが入るのだろうと興味津々で完成を待ちわびていると、そこに保育園が出来ました。しばらくしてまた近くのビルの一階にも新しい保育園が出来ました。こんなところに保育園!?と思って早速調べてみることにしました。
企業主導型保育園って?
働きたいけれど認可保育園は待機児童が多く入れない・・・。そんな待機児童問題を解消すべく始まったのがこの企業主導型保育事業になります。これは国が始めた企業向けの助成制度になりますが、企業が国から助成を受けて保育施設を運営するため 認可外なのに認可保育園と同程度の保育料で利用できるといったメリットがあります。
誰でも入れるの?
この企業主導型保育園ですが、その名の通りその会社の従業員が対象で一般の人は利用できないの?となりそうですが、受け入れには「従業員枠」と「地域枠」の2つがあり、一般の人はこの「地域枠」の受け入れにより利用することができます。私はこの「地域枠」で入園をしました。
すぐに入れるの?
認可保育園へ入園するためにはまず見学をして、それから市役所に足を運び申請したりと何かと大変です。私のようにこれからパートで仕事を探したいといった場合、ただでさえ待機児童が多い地域の認可保育園では入園が厳しい状況にあります。その点この企業主導型保育園は空きがあればすぐに入園できます。入園手続きも保育園に直接申し込みなので簡単です。私は空きがある保育園を把握しつつ、パートの仕事を探し、採用が決まってから保育園に入園の手続きをしました。おかげで私は1日5時間・週4日のパートの仕事に就くことが出来ました。企業主導型保育園は私のようなパートで働きたい人が気軽に入園できることが最大のメリットではないかと個人的には思います。
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企業主導型保育園を選ぶ際のポイント
預けたい保育園を見つけたところでまず見学に行きますが、大事な我が子を預ける保育園となれば慎重になるものです。出来るだけその保育園の情報は確認したいところです。企業主導型保育園は認可保育園と違い小規模なことが多い為、園庭がなく近くの公園に遊びに行くことがほとんどです。また預けたいと思う保育園は近隣のため、毎日娘と行く公園がその保育園がよく利用する公園という事が多いです。なので私はよく娘を連れて公園に遊びに来ている付近の保育園児と先生の様子をそっと観察していました。公園に行く頻度や保育士の子供への接し方、園児がのびのびと楽しそうにしているかなどをポイントに、引越しによる転園で2つの企業主導型保育園を経験しましたが、いずれも保育園選びの参考にしました。
企業主導型保育園のメリット
保育施設が新しい
企業主導型保育事業は平成28年度からスタートしたものなので、ほとんどの保育園が新設で綺麗です。最初に通った保育園では床暖房がありとても暖かく快適だったのは驚きでした。
園での手作り給食が美味しい
企業主導型保育園で提供する給食は、3歳未満児は自園調理(保育園内に調理場を設け調理される給食)が基本のため、毎日家庭的なごはんが温かい状態で食べれます。おやつも手作りでとても子供が楽しみにしていました。
異年齢との関わりがもてる
小規模保育のため、異年齢の子供と触れ合えます。おかげで一人っ子の娘は年下の子に優しくする、年上の子に優しくしてもらうという経験をすることが出来ました。また小規模保育は保育士の目が行き届き、家庭的な雰囲気で保育が行われる点も良かったように感じます。
企業主導型保育園のデメリット
3歳になったら転園を考えさせられる
娘が通っていた保育園はいずれも0~5歳までの受け入れをしていましたが、小規模施設なのでやはり0~2歳児を中心に在園していました。一番最初に保育園探しのため市役所に相談に行った際も、企業主導型保育園の場合「3歳以上が少ないため3歳になったら同年齢のお友達が出来ない」と言われたのが印象的でした。娘が3歳になる頃通っていた保育園は3歳以上の子が2~3人といたもののやはり少なく、せっかく慣れた保育園なのでそのまま通わせたい気持ちが大きく悩みましたが、私が仕事を辞めたこともあり3歳を機に娘を幼稚園に行かせることにしました。なので仕事をずっと続けていく方は3歳以降新たな保育園探しが必要になってくるかもしれません。その点においてはやはり認可保育園に大きなメリットを感じるように思います。
突然閉園する恐れがある
年々、増えてきているこの企業主導型保育園ですが、保育士不足や定員割れ、その他これは実際近所の保育園で起きたことですが、助成金の不正受給といった問題を起こして突然閉園した施設もあります。そこに預けられた園児たちはその後どうなったのだろうと今でもその閉園した保育園の近くを通るたびに思います。施設見学時にこういったリスクはないか極力見極めたいところですがなかなか難しい問題でもあるかもしれません。
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まとめ
平成28年度に開始された企業主導型保育事業ですが、娘が生まれたタイミングで始まった事もあり私にとっては大変有難い制度となりました。この制度がなければ私は娘を保育園に預けて働く事が出来なかったと思います。まだまだ根強い認可保育園人気ですが、最近では英語教育や音楽教育など園独自のカリキュラムを取り入れた企業主導型保育園も増えていますので、ぜひ保育園選びの一つの選択肢として企業主導型保育園を検討してみてはいかがでしょうか♪